こんにちは。
POKER FACE レンズ担当の宮崎です。
主に本部にてレンズ回り全般の業務を担当しています。
この度は社内資格であるレンズエキスパートのスタッフにて、
「度付きメガネに対するお悩み解決策」を
テーマにコラム形式で連載していきたいと思います!
現在、日本に限らず世界的にもデジタル化が進み、
視力の低下を訴える方が急激に増えているそうです。
特にアジア圏では近視(遠くが見えない)の割合がとても多いのだとか。
要因はさまざまあるのですがここでは割愛…
視力の低下が進んでしまった人はなんらかの方法で補正を必要とするわけですが、
その最たる方法といえばやはり「メガネ」でしょう。
今でこそファッションアイテムとして定着しているメガネですが、
未だにメガネに対するマイナスイメージが強い人も多いのではないでしょうか?
例えば…
「レンズの厚みが気になる…」
「目が小さくなる…」
「ユレや歪みを感じて気持ち悪くなってしまう…」
「レンズが重たくて疲れる…」
などなど。
どれも事実ではあるのですが、現代は技術もどんどん進化しています。
レンズも昔とは比べ物にならないほど選択肢が増えているのです。
もし、上で挙げたような悩みが解決できるとしたら?
悩みを解決しつつイメージ通りのメガネ選びができるとしたら?
そんなことをこのコラムを通じて、メガネ屋としての目線でお伝えしていけたらと思っています。
また、現代では「コンタクトレンズ」という選択肢もありますよね。
それぞれのライフスタイルに合わせて使い分けしている方も多いと思いますが、
今回の第一回目では「メガネを掛けるメリット」という点からお話ししていきたいと思います。
【コンタクトレンズ/メガネの良い点・悪い点】
なんと言ってもコンタクトレンズは素顔のまま視力補正できることが魅力ですよね。
高校入学や大学入学のタイミングでコンタクトレンズを使い始めた、なんて方も多いのではないでしょうか。
角膜上に直接レンズを載せているので、
視野が制限されることもなく、ユレや歪みといったことを感じることもほぼありません。
また、目の度数に左右差がある方(いわゆる「ガチャ目」と呼ばれるものですね)でも、
見え方に違和感を感じにくいため効果的です。
これはメガネではできないことなので、メガネ屋としては羨ましい限りです。。。
角膜上という非常にデリケートな部分にレンズを載せているわけですので、
目にかかる負担は当然大きいものとなります。
現代医療では目を取り替えるなんてことは勿論できませんので、
目の健康という点では気に留めておきたいポイントではあります。
また、度数という点についてもある程度制限があり、
特に乱視や遠近両用のコンタクトレンズは度数が限られてきます。
せっかく視力検査で最適な視力を測ったとしても、
レンズ側で対応していなければ、それを最大限に活かすことはできません。
ふとした拍子にコンタクトが外れてしまって大変な思いをした、なんて意見も。
(もっとも、これはコンタクトに限った話ではないかと思いますが…)
コンタクトにしろメガネにしろ、
目が悪い人というのはどうしても悩みが尽きないものです。
やはり一番の大きなメリットは「楽」ということですよね。
これは社内での意見も一番多かったです。
なにせ掛けるだけですからね。
コンタクトのように「手を清潔にする」⇒「コンタクトを着用する」というワンクッションがなく、
目の異物感やドライアイといったことからも解放されるため、
コンタクトを使っていたけど結局メガネに戻したという方も多いです。
また、機能性のバリエーションが多いことも嬉しい点です。
コンタクトレンズもUVカットが標準で付いているものがありますが、
基本的にカバーできるのは角膜(黒目)のみ。
白目の部分やまぶたも紫外線によるダメージを大きく受けます。
メガネであれば目の周辺まで含めてカバーできるため、
白目の部分やまぶたも紫外線によるダメージを大きく受けます。
最近では調光レンズ(紫外線で色が変わるレンズ)の需要も増えており、
メガネとサングラスを1本でまかなえるので非常に便利です。
ほかにもブルーライトカットや眼病予防、疲れ目対策なんかもレンズでできてしまいます。
人間の五感のうち83%は視覚と言われていますが、
目に不具合が生じてしまえば8割も生活の質が下がるわけです。
これ、ものすごく恐ろしいことだと思いませんか?
そういった意味でも目の健康については大事にしていきたいところです。
また、近年ではファッションアイテムとしてカラーレンズやメガネを掛ける方が増えています。
印象的な芸能人やインフルエンサーの方の露出も多いですよね。
コロナ禍では外出する機会が減ったこともあり、
ちょっとスーパーやコンビニに買い物に行く際にわざわざメイクをするのも、、、ということで、
黒縁のメガネを掛けてすっぴん隠し、みたいな使い方も話題になりました。
在宅勤務でのリモート会議にも使えて一石二鳥です。
良くも悪くも、メガネには「人からの印象を変える効果」がありますので、
せっかくならプラスの方向に変えていけるよう、
我々メガネ屋としてこれからもお手伝いしていきたいと思っています。
最初に挙げたようなマイナスイメージそのままですね。。。
実際、これらのような要素がかつての「度付きメガネ=ダサい」のイメージに直結しているのだと思います。
初めてメガネを掛けた時の違和感や裸眼と比べた視野の狭さ、
鼻や耳に掛かる重さなどの感覚が忘れられない方もいるのではないでしょうか。
また、フィッティングという面でも気になる方がいると思います。
使っていくうちに幅が広がってしまい、すぐ鼻メガネになってしまうなんてケースも。
勿論、そうならないように最大限フィッティングには気を遣うのですが、
ここはコンタクトとは異なる不便さを感じるポイントかもしれません。
………
……
…
以上、コンタクトやメガネのメリット・デメリットをまとめてみました。
「ただ必要に迫られて掛けるだけのモノ」になりがちなメガネですが、
それだけじゃつまらない!と我々POKER FACEは思っています。
今やコンタクトレンズやレーシックなど他の選択肢も選べる時代なわけで。
それぞれに良い点があり、同時に悪い点もあるわけで。
その中でもメガネを選んで頂いたからには少しでもポジティブに掛けてほしいわけです。
というわけで、Part1はここまで!
2からはその為の解決策やテクニックをご紹介